受け継がれる伝統
1919年6月25日、ニックスの創始者荒井一雄が東京で生まれました。
17歳の時に、洋食の老舗渋谷の「二葉亭」で働くことになりました。
その後、陸軍軍人、日本工業クラブ、オランダ大使館などを経験し、
36歳の時にアメリカ空軍ジョンソン基地より将校クラブを率いる
マネージャーとしての声がかかり、基地での勤務が始まりました。
ここでアメリカという国の豊かさ、アメリカ人の心の温かさ・明るさを実感しました。
1960年8月、42歳の時に、ジョンソン基地の退職者と共に「Nicks Steak House」を狭山に開店しました。
駐留の軍人やその家族を対象にしたレストランです。
彼はアメリカ人たちから「ニック」と呼ばれていたのでそれをそのまま店名にしたわけです。
「本国の牛肉よりもうまい」と評判になり繁盛します。創業の仲間たちの技術と知識、
そして何よりも仲間の人柄に助けられ、アメリカ人からの絶大な信用を獲得していきました。